Gato Barbieriを聞く
ガトー・バルビエリとは
ガトー・バルビエリはアルゼンチンの生んだ偉大なるミュージシャンです。
ガトー・バルビエリは12歳の時にチャーリー・パーカー(sax)の演奏に衝撃を受けてクラリネットを始め、その後すぐにアルト・サックスに転向、地元の人気グループであったラロ・シフリン(p)のオーケストラに参加し、その評価を高めていきます。
ワンパターンなマイナースケールを“こぶし”をきかせてブリブリと吹きまくります。
その迫力満点のサックスはミュージシャンたちの間でも人気で、Carla Bley、Charlie Haden、Don Cherry、Gary Burtonといった一流所との共演を通して数々の名作を世に送りだしてきました。
さまざまな物議を醸しだした映画『ラスト・タンゴ・イン・パリ』のサウンドトラックを手がけたことがきっかけで、バルビエリは国際的なスターの仲間入りを果たします。
しかし、本人の関心は伝統的フリージャズよりももっぱら祖国アルゼンチンの音楽に向いていました。こと自分のリーダー作となるともう水を得た魚のようにラテン音楽に興じます。
流れていく時代
70年代に入りクロスオーバー(フュージョン)が世を席巻し始めると、さすがのガトーもずいぶんと丸くなり演奏もどんどんとムード音楽化してきます。
その演奏の濃密なエモーションはどんなスタイルであろうと、聴く者の魂を揺さぶります。