アルバート・アイラーの世界
1960年代のフリー・ジャズ最初期における主要人物のひとりが、アルバート・アイラーです。
オハイオ州生まれ。弟のドナルド・アイラーはプロのトランペット奏者で、兄弟共演をしたこともあるます。
ハイスクール時代から音楽活動を開始しますが、当初はブルースの分野で活動し、リトル・ウォルターとも共演します。
代表作品
ESPレーベルの第一弾アーティストとして、アルバム『スピリチュアル・ユニティー』発表。
本作はフリー・ジャズというジャンルの代表的作品として知られ、収録曲「ゴースツ」は、アルバートの代表曲とされました。
1968年のアルバム『ニュー・グラス』は、大半の楽曲がボーカル入りという異色作です。
ジョン・コルトレーンは来日時のインタビューで、もっとも自分に影響を与えた音楽家二人としてオーネット・コールマンとともにアイラーの名前を挙げたほど、後世に与えた影響は計り知れません。
1970年11月に行方不明となり、25日、ニューヨークのイースト川で死体が発見されます。
公式には溺死とされていますが、他殺説もあります。
その影響は音楽界に留まらず、中上健次は『破壊せよ、とアイラーは言った』という著作を遺しています。